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Channel: What Me Worry? カーモデル製作記
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キッド(映画:1921)

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以前、マリリン・モンローの映画の記事で、「西暦をインプットメソッドが勝手に変換して驚いた。」と書いたんだけど、今回はさらにすごいね。1921年=大正10年。モンローは50年代だからね。(まあ「月世界旅行」の1902年=明治35年には負けますが)

私は映画好きと言いながら、名作や有名作品で観ていないものがたくさんあるのですが、これもそうでした。チャップリンの作品はほとんどがそうかな。

で、感想なんですが、

子役のジャッキー・クーガンがメチャメチャ可愛いですよ! 最初は女の子かと思いました。
さらにチョコチョコした動きがたまらんです。衣装も良いね。いろんなところでパクられている気がする。
ちっちゃいのに演技はしっかりしているしね。表情なんかもお見事としか言いようがない。

チャップリンの映画は色々なメッセージがあるけれど、ドタバタの喜劇の動きのまま泣かせてしまうというのは圧巻です。音楽は確かに影響あるしその部分の内容は確かに悲劇なんだけれど、動きが喜劇のまんま。喜劇のままグッとくる。これはすごい。笑いながら泣いちゃってえらいことになってしまいます。

子供のために権力や暴力に立ち向かっていく姿がすごいね。今どきの映画だったらいかにもな表現になりそうなところを、いかにもチャップリンという形で見せてしまう。まあ反則だけれどね(笑)

初の長編ということでラストはちょっと物足りないけれど、「観て良かった」と思うのは間違いない。

見終わってから調べて驚いたのは、ジャッキー・クーガンが子役のための「クーガン法」の由来となっていること。直前に観た「百万長者と結婚する方法」に出ていた(ロコ役の)ベティ・グレイブルと結婚していること。タイミング良すぎてビックリしました。

途中で出てくる天使が「あれ?見たことあるかな?」と思ったら「黄金狂時代」に出ていたリタ・グレイでした。この時代の俳優ってまだあまり名前を知らないから区別が付かないね。だんだん覚えていくかな?

(ジャンル:映画) 2013年:(52)

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